第91回「21世紀の徒然草」
人生の 2 hit 先週は、親友の工藤正俊先生(近畿大学医学部教授)が会長を務められた、第45回日本肝臓学会総会、第3回国際肝がんシンポジウムに参加した。日進月歩の肝がんの研究・診断・治療について学んだ。日々勉強である。特に分子標的治療については、時代の趨勢である。若き日に(25年前)学んだ New YorkのAlbert Einstein 医科大学の同僚とも再会した。...
View Article第92回「21世紀の徒然草」
がん哲学の命題:多様性の統一 医学、看護学の学生の講義、医師会、患者会、小学校の父母会、国民健康保険組合と講演会が続いた。テーマは、「病理学」、「がん哲学」、「がん哲学外来」、「アスベスト・中皮腫」と多様であった。「がん」を軸とした、「生物体の多様性の統一」の社会的応用とも言えよう。...
View Article第93回「21世紀の徒然草」
真理と悲哀性:「がん哲学&がん哲学外来」の根拠 先日、立花隆氏と「顕微鏡のがん細胞」を見ながら対談する機会が与えられた(NHK取材)。 まさに「顕微鏡を考える道具に使った最初の思想家」といわれる先駆者・吉田富三(1903−1973)の心意気であった。今度、医学部学生の希望により、「がん哲学勉強会」がスタートした。「私伝・吉田富三...
View Article第94回「21世紀の徒然草」
鵜鷺(うさぎ)小学校:人生の起点 先日は、新渡戸稲造(1862-1933)「武士道」(矢内原忠雄訳、岩波文庫)(1938年) の最終章(17章)を読み終えた。月一回の読書会で通読に2年を要した。ほのぼのとした達成感である。これは参加者一同の気持ちでもあろう。次は「余の尊敬する人物」(矢内原忠雄著、岩波新書)(1940年)の「新渡戸博士」の章「1.入學式演説 2.新渡戸博士の教育精神...
View Article第95回「21世紀の徒然草」
人生の先導者の風貌:何のために生きるのか 出版社のインタビューで吉田富三記念館を訪れ、内田館長と吉田富三(1903-1973)について対談した。「吉田富三の言葉」は何時も新鮮な学びである。先日はwifeと久しぶりに映画「ハチ」を観に行った。秋田犬「ハチ」の日々の繰り返しの生活パターンとその中にある忠実な生涯には感動した。「何のために生きるのか」の学びの時であった。...
View Article第96回「21世紀の徒然草」
新しい視点からの社会習慣 第1回「ips細胞を用いた癌研究について落ち着いて考える会」(京都)は盛会のうちに終えた。「時代の要請」に応えて継続的に第2回も開催される予定である。「新しい視点から俯瞰した次世代の発癌研究」が期待される。「20世紀は癌細胞を創る時代」であった。まさに山極勝三郎(1863-1930)・吉田富三 (1903-1973)...
View Article第97 回「21世紀の徒然草」
プロフェショナルの「心得と風貌と胆力」 第68回日本癌学会学術総会(横浜)に出席した。全体のテーマは「科学の躍動をがん克服へ」であった。まさに「専門家でさえ、日々の努力を怠る時に、専門家とは言えなくなる」日進月歩の癌研究を実感した。 筆者は、学会のメインテーマそのものである「科学の躍動をがん克服へ」(Exciting science toward cancer control)...
View Article第99回「21世紀の徒然草」
連載を終えるにあたって:「人生の友」 オランダとドイツから講演者を招いての「順天堂大学がん生涯教育センター」第3回国際シンポジウム「がん医療の懸け橋」の開催が無事終了した。時代は「懸け橋」を求めている。翌日は、長崎市医師会市民健康講座「がん哲学&がん哲学外来」に赴いた。驚いたことに、ポスターは筆者の似顔であった。余りにも上手な出来上がりと、イメージ感のある作品に大いに感激した。...
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